短期集中連載 『2021 エクステリアはこうなるの?』 其の二
2021年 01月 07日
2回目の今日は
フェンス
どうやら三協アルミが春にフェンスの
新ブランドを発売との事。
その名も レジリア
気になる中身は・・・。
LIXILがフェンスAAに続きフェンスABを
発売したのが去年のお話。
どうやら三協アルミもこの流れらしい。
エクモアとカムフィXを統合して
1つのブランドにという事みたい。
新しい、見たことない商品ってことではないらしい。
おそらくアルミフェンスのデザインは頭打ち。。。
木調ラミネートもデフォとなり、さてさて・・・。
今後出てくるのは木調でないラミネートとか
アルミじゃないもの。例えば硬質ウレタンとか
芽吹きは既出で、タカショーのエバーアートボードや
三協アルミの美楽麗(みられ)、
弊社展示場のニューフェース
グローベン プラドプラス あたりはアルミとアルミ以外の
複合素材。強度UPと伸縮の低減がミソ。
ほかには四国化成のアートウォールなど
フェンスというよりも塀な感じなわけだけれど
価格をどう抑えられるのかという課題は
置いといて、これらをどの様に展開していくのか
興味のあるところ。
ここ10年の傾向でいえばアルミフェンスの強度UPにより
H800からH1000・1200といった背の高いサイズが
主流になってきました。
またLIXILのプログコートシリーズ、+Gの発売
により、目隠しできるお洒落な高尺フェンスも
とても人気があります。
コレ共通なのはズバリ“目隠し”
変わってどんどん低くなっていったものが
ブロック塀。大阪で起きた悲劇も記憶に新しいところ
ですが、安全で安心が求められる昨今です。
ブロック塀はどんどん低くなってきました。
ブロック塀のいいとこはコストと堅牢。
ただし、地震には弱く、経年変化は避けられず。
この2点が急所なわけで、コレの克服、つまり
強度を上げるには打ちっぱなしにするとか
型枠ブロックとかコスト度外視になってしまうわけで
このあたりを、とりあえず替わってきたのが
アルミのフェンスというわけです。
また《おうち時間》も相まって
やはり目隠しの需要は相当で
となると無機質なアルミじゃない目隠し
チカチカしてない目隠し
建物の外壁に合う目隠し
となるわけです。このあたりを
どのメーカーがどんな商品で
トップを取るのか?楽しみですねぇ。
ワクワクいますねェ。。。
ちなみに生垣はもうほぼほぼ・・・。
今後は準絶滅危惧種になっていきそうです。。。
特に田舎。。。
田舎のほうが緑にこだわりない気がします。
だって廻りにいっぱい緑ありますし、
すぐ野山だし、
お休みの日はイオンってなれば
生垣の剪定、消毒 無理でしょ。。。
じゃあ何で囲う?何で目隠しする?
という事になります。メーカー各社様
もっと田舎に目を向けてくださいませ。
大都会のちいちゃい敷地より田舎の
無駄に広い敷地に刮目してください。
とはいえ、とわいえ
非常に気がかりなことが・・・
ここ数年ずーーーっと胸に秘めた
不安が張り裂けんばかり・・・
最近のカーテンってスゴイのです。
遮光はもちろんレースだって
中が透けて見えないのがいっぱいあります。
透けないけど風は通します。とか。
そもそも花粉だPM2.5だとか
猛暑に酷暑に熱帯夜だとなれば
窓開けます?
窓ガラスだって遮熱だ反射だなんだかんだ。
そもそも庭スペースのないおうち多くない?
そうなったら目隠しで何をかくすのさ?
そもそも囲う意味は・・・・。
そうなのです。フェンスを考えることは
庭を考えることだったのです。
というわけで、次回はカーポートではなく。
“ 庭 ” お庭の未来を考えていこうと思います。
<次回予告>
にっぽん 庭のいまむかし そして未来・・・
をお送りいたします。乞うご期待。