岐阜市の外構工事をゆるーく解説の巻 ver.2.0
2020年 07月 10日
7/3の記事のつづきとなります。

7/3の記事はこちら
↓↓↓
https://earthtech.exblog.jp/29078971/
関連記事 6/2
https://earthtech.exblog.jp/29033483/
前回は門柱の仕様などを解説しました。
門柱の位置、幅の解説が終わってなかったので
そのつづきとなります。

まずこちらの現場の間口は
およそ7.5m。両サイドにブロック積がある為、
使える寸法としてはおよそ7.2mです。
道路境界から玄関ポーチまで
およそ7.9m。取れる勾配は20センチ程度です。
ココは岐阜県。車が必須な土地柄です。
間口7.2mは、普通車×2+軽 でギリギリ。
駐車場の奥行に必要な寸法は5m。
つまり道路から5mまでが駐車場となります。
それでは、門柱の位置は道路から5m
入ったとこなのか?というと、それでは×。
この限られた敷地を狭く感じさせない工夫
が必要となります。
狭く感じさせないようにするためには
門柱は小さくした方がいいんじゃないか?
と思う方も色でしょう。 それも×。
それならば一層デカくすれば・・
ともなりません。
このあたりの理屈は、なかなか分かっている
業者がいません。建築屋・ハウスメーカーは
もちろん、設計士の先生って方々も怪しいもんです。
エクステリアの専門を自称している業者だって
なんと多いことでしょう。 涙々
などと偉そうに書いてみたところで
理屈なんてどうでもよくて、実際にそこに立って
狭さを感じなきゃそれでいいんだし、
今回のデザインじゃなく、他の業者が施工した
ところで、それに違和感持つ人が
果たしてどれくらいいるのか?
私が携わる外構などほんの微々たる件数です。
なので多数決となれば多分私が少数派。。。
なので、そんなことわかんない、
そんなこと考えたこともない。
そもそもエクステリアなんてどうでもいい。
なんて人が・・・・。
もしくはそもそも外構予算をキチンと
話してくれる建築屋・ハウスメーカーが
ほぼ皆無なご時勢ですから、
いざ外構の打合せとなると
予算がー 予算が- になっちゃって
なんともならん。。。という事かも?
こないだアメブロでそんなブログを見た。
ヤバい。話がだいぶそれてしまった。
時を戻そう

門柱の位置は道路からおよそ6.4m入ったところ
今回は30㎝角のコンクリート平板のアプローチが
玄関ポーチから来ますので、平板割で寸法をぼってます。
門柱の幅は1.2m、高さはおよそ1.5m。
存在感の出るギリギリの線。
タイルの色もポイント。
単純に色変えとけばいいだろう
という事ではありません。
アプローチがグレー+シルバーにしてあるのと
同じ理由なんです。実際の大きさと
視覚的な大きさ、錯覚ともいえる効果が
あるのです。
今回いろいろな視点でデザインしましたが、
もっとも気を配ったのは 【 広さ 】
ここで暮らすお客様も、訪れる方々も
ゆとりを感じてくれるように。。。。
門柱の位置、アプローチの色・カタチ
駐車スペースのライン。花壇の高さ・素材
一つ一つをしっかり考えてあります。

広さの出し方のポイントは
いつかのブログに書いてあります。
https://earthtech.exblog.jp/28869246/
↑の記事を読んでいただいて
↓の写真を見て頂くと答えがわかるかも。

デッキと物置と自転車置場の事は
また別の機会に・・・

