短期集中連載 『 2021 エクステリアはこうなるの? 』其の三
2021年 01月 08日
本日のお題はお庭でございます。
古今東西、多種多様まさしく
人の数だけ庭があり。。。
庭
と聞いてイメージする物も十人十色でございましょう。
和? 洋?
和といっても兼六園のような回遊式庭園やら
龍安寺の枯山水やら
洋といえばイングリッシュガーデンやら
なんやらかんやら
。。。。
今回は敷地内の建物と駐車場以外の場所
としてのお庭をツレヅレナルママニ・・・。
さて、前回で触れたようにここ数年、
駐車場と建物しかないお宅がどんどん増えております。
一昔前、昭和50年ごろまでは
駐車場(1台分がデフォ)があって
門があって、お庭があって建物本体
というのが一般的でした。
それが近頃は門もなく庭もなく
駐車場のコンクリートだけなお宅が
多いこと多いこと。
ちょっと前はウッドデッキぐらいはあったり
ちょっとした花壇ぐらいはあったりしたのですが
土間コンと砂利。。。
OK OK それはそれでいい。
何故ならば 自由 だから。
そう
『人間ならもっと自由だ!!!』ドン〜第468話〜
合理的 なんだろうと思います。
欲しいものは買う、必要のないものは買わない。
見栄え とか 廻りの目 とか・・・。
庭 と聞いてイメージするネガティブなモノ
草取り、剪定、水やり、殺虫剤、蚊、日焼け・・・
あるある。いやーなイメージ・・・。
小さな頃から草取りやらするじいちゃん
ばあちゃんを見て育ち、うまくいかない花壇に
四苦八苦する親を見て育った若者は
その多くがお庭=めんどくさいってなるのかも。
芝生?やめた方がイイってみんなから言われませんか?
個々の価値観や個性が認められる今の時代は
庭はこうあるべき なんて最早戯言。
建物たってファッション並みに自己主張
できる時代です。好きな事 でいい。
『人間ならもっと自由だ!!!』ドン〜第468話〜
となれば、これは受け止める側の問題。
わたくし自身の技量の問題なわけです。
門廻りにせよ、庭にせよ植栽が入った方が
それらしくなる。わかりやすいし。
ただ、その花壇の2年後は?
その植栽の10年後は?
庭をデザインする者としての技量
それは知識
何が出来るのか?どんな材料があるのか?
どんな商品があるのか?
どう納めるべきなのか?
この 納め方 が技量!!!
植栽がいらない人には植栽のないお庭
庭で遊びたい人には遊べるお庭
どんなご希望にも対応できる
そんなデザイナーでありたい。
どんどん無茶言ってください。